米連邦検察、1MDB不正疑惑でゴールドマンを捜査=NYT

米連邦検察、1MDB不正疑惑でゴールドマンを捜査=NYT
 8月7日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、米連邦検察局はマレーシアの政府系ファンドである1MDBの不正疑惑に関し、米金融大手ゴールドマン・サックスを不正の有無で追及している。写真は同社のロゴ。豪シドニーで2016年5月撮影(2018年 ロイター/David Gray)
[7日 ロイター] - 米連邦検察局はマレーシアの政府系ファンドである1MDBの不正疑惑に関し、米金融大手ゴールドマン・サックスを不正の有無で追及している。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が7日報じた。
1MDBは米国、スイス、シンガポールなど少なくとも6カ国でマネーロンダリング(資金洗浄)の中心的な捜査対象となっている。
米司法省は、1MDBの幹部や関係者によって45億ドルの資金が流用された可能性があると推定している。
NYTが関係筋の話として伝えたところによると、1MDBから40億ドルの資金が消失した問題を巡る捜査には、ロサンゼルスとニューヨークの検察局も関与してきたが、司法省は捜査を指揮する権限をブルックリンの連邦検察局に与えた。ブルックリンの検察局はゴールドマンの役割について「集中的な」捜査を進めてきた。
ゴールドマンは再三、不正行為を否定しており、当局には全面的に協力していると主張している。

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