豪IAG、タイ・インドネシア事業を東京海上に430億円で売却へ

豪IAG、タイ・インドネシア事業を東京海上に430億円で売却へ
 6月19日、豪保険大手のインシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)は、タイとインドネシアの事業を東京海上ホールディングスに5億2500万豪ドル(430億8000万円、3億8971万米ドル)で売却すると発表した。写真はIAGのロゴ。シドニーで2015年10月撮影(2018年 ロイター/David Gray)
[19日 ロイター] - 豪保険大手インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)は19日、タイとインドネシアの事業を東京海上ホールディングス<8766.T>に5億2500万豪ドル(430億8000万円、3億8971万米ドル)で売却すると発表した。
東京海上グループの東京海上日動火災保険がIAGのセーフティ・インシュアランス(タイ)の株式98.6%、PT Asuransi Parolamas(インドネシア)の株式80%を取得する。
IAGのピーター・ハーマー最高経営責任者(CEO)は声明で「東京海上のアジアにおける事業経験を踏まえると、理想的なオーナーであり、関係する従業員、顧客、他の利害関係者にとって今回の売却は良い結果と考えている」と述べた。
IAGは今年2月、アジア事業を見直していると明らかにしていた。
東京海上との取引とは別に、IAGはベトナムを拠点とするAAA
Assurance Corpの株式73.07%の売却でも合意したと発表した。合意の詳細は明らかにしていない。
IAGは、一連の事業売却により、2019年度の決算で少なくとも2億豪ドルの税引後利益を計上する見込みだとした。
*内容を追加しました。

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