イラン核合意、不十分だが是正可能=英外相

イラン核合意、不十分だが是正可能=英外相
 5月7日、英国のジョンソン外相(写真)は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)への寄稿で、イラン核合意は「確かに不十分だが、是正可能であると確信している」との見方を示した。1日撮影(2018年 ロイター/Simon Dawson)
[ロンドン 7日 ロイター] - 英国のジョンソン外相は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)への寄稿で、イラン核合意は「確かに不十分だが、是正可能であると確信している」との見方を示した。
外相は6日から2日間にわたって訪米し、イラン核合意の破棄回避に向けトランプ政権側と話し合う予定。トランプ米大統領との会合は予定されていないが、ペンス副大統領やボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会合する。
外相は、イランの核開発に課された「手錠」を失うことに何らメリットはなく、イラン政府だけが核合意放棄から恩恵を受けると指摘。「この微妙な時期に核合意から離脱し、イランに課された制約を取り除くのは間違いだ」と述べた。
また「核合意でイランの核計画に対する制限を維持することは、イラン政府の攻撃的な行為への対抗策として役立つ。代替案が悪化を招くことだけは確かだ。最善策は核合意破棄よりも手錠を強化することだ」とした。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab