ブログ:世界のさまざまな「愛の表情」

ブログ:世界のさまざまな「愛の表情」
2月13日、バレンタイン・デーを記念し、ロイターのカメラマンは世界のカップル20組を取材した。写真はNhuchhe Bahadur Amatyaさんと妻のRaywoti Devi Amatyaさん。ネパールの羅理とプールで4日撮影(2018年 ロイター/Navesh Chitrakar)
[ロイター 13日] - バレンタイン・デーを記念し、ロイターのカメラマンは世界のカップル20組を取材した。絵に描いたような高校時代からのロマンスから、酸攻撃を受けた後に芽生えた愛まで、さまざまな愛の物語が集まった。
ネパール電力公社の会計士だったNhuchhe Bahadur Amatyaさん(76)と妻で専業主婦のRaywoti Devi Amatyaさん(74)は59年年前、Nhuchheさんが17歳、Raywotiさんが15歳の時に見合い結婚した。
「Raywotiの顔を初めて見たのは、正式に結婚して自宅に戻ってからだった。結婚式の最中、彼女の顔はベールで隠されていた」と、Nhuchheさん。
スペインに住むトランスジェンダーの男性ハイダル・アリモラチョさん(20)と、恋人の女性コラル・イバニェスさんの関係は、ネット上の出会いから始まった。そして、家族には5年間秘密にしていなければならなかった。
「とても難しかった。別れた方が痛みが少なくてすむかもしれないと考えたこともあった。でも、できなかった。死ぬまで一緒だ」と、彼は言う。
インドの酸攻撃被害者Pramodini Roulさんは、酸で負ったやけどの治療を受けていたときに、担当看護師の友人だったSarojさんと出会った。
被害を受けてから数年後、彼女の視力が突然回復したとき、最初に見たのもSarojさんだった。「Sarojと一緒に飛行機に乗っていたときに、突然ものがはっきり見えるようになった。それが、彼の顔を見た最初だった。生きている間に彼の顔を見られるなんて、考えたこともなかった」
ニューヨーカーのチャド・オストラムさん(37)にとって、真実の愛へと続く道は、もう少し平坦なものだった。大学入学初日、寮の部屋のドア越しに、荷解きをしている女性が見えた。
「まるで漫画みたいに1度通り過ぎて立ち止まり、そのまま後戻りした」
それが、後に彼の妻で、娘の母親となるジェニーさんだった。
「3州をまたいだ長距離恋愛には、いい時も悪い時もあった。19年後、私たちは自宅と、小さな女の子と、人生を共にしている」
(撮影: Reuters Photographers、 文責:Mark Hanrahan)

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