東京で記したアインシュタインのメモ、約1.5億円で落札

東京で記したアインシュタインのメモ、約1.5億円で落札
 10月24日、物理学者アルバート・アインシュタインが東京滞在中に人生観を記したメモ(写真)が競売にかけられ、130万ドル(約1億4800万円)で落札された(2017年 ロイター/Ammar Awad)
[エルサレム 24日 ロイター] - 物理学者アルバート・アインシュタインが東京滞在中に人生観を記したメモが24日、競売にかけられ、130万ドル(約1億4800万円)で落札された。主催したエルサレムの競売会社が明らかにした。
このメモは、1922年に来日したアインシュタインが、帝国ホテルに滞在中、現金の持ち合わせがなかったため、客室に届け物を運んだベルボーイにチップの代わりに渡したもの。メモを保管しておけば、将来普通のチップより高い価値を持つだろうとベルボーイに助言したという。アインシュタインは、日本に向かう途中でノーベル物理学賞受賞の報を受け取った。
署名入りのメモにはドイツ語で「静かで質素な生活は、絶え間ない不安を伴う成功の追求よりも多くの幸福をもたらす」と書かれている。
メモを受け取ったベルボーイの親族にあたる人物が競売会社に連絡して競売が実現した。オンラインで落札した人物については公表されていない。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab