原油先物小動き、米生産増でも前週末の高値近辺維持 

原油先物小動き、米生産増でも前週末の高値近辺維持 
 8月21日、アジア時間の原油先物は小動き。前週末18日に大幅上昇した水準を維持している。米原油生産は増加したものの、原油在庫が3月以降13%減少し、市場がタイト化していることが背景。写真はハノイで昨年12月撮影(2017年 ロイター/Nguyen Huy Kham)
[シンガポール 21日 ロイター] - 21日アジア時間の原油先物は小動き。前週末18日に大幅上昇した水準を維持している。米原油生産は増加したものの、原油在庫が3月以降13%減少し、市場がタイト化していることが背景。
0139GMT(日本時間午前10時39分)時点で、北海ブレント先物は1バレル=52.72ドルと横ばい。
米原油先物は0.03ドル高の48.54ドル。
18日には最大3%上昇していた。
トレーダーによると、米国の生産増加を受けて市場はやや圧迫された。
ただ、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが18日発表した国内の石油掘削リグ稼働数は過去3週のうち2週目の減少となり、生産ペースが近く鈍化する可能性を示した。
米商業用原油在庫も3月のピークから約13%減少しており、アナリストは市場がすでにタイト化しつつあるとの見方を示している。

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