英中銀、早期のQE解除検討すべき─マカファーティー委員=英紙

英中銀、早期のQE解除検討すべき─マカファーティー委員=英紙
 7月12日、イングランド銀行のマカファーティー金融政策委員(写真)は英紙タイムズとのインタビューで、想定よりも早い量的緩和(QE)の解除を検討すべきとの見解を示した。写真はロンドンで2014年2月撮影(2017年 ロイター/Suzanne Plunkett)
[12日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のマカファーティー金融政策委員は英紙タイムズとのインタビューで、想定よりも早い量的緩和(QE)の解除を検討すべきとの見解を示した。
同委員は6月の金融政策委員会で利上げを主張。インタビューでは8月会合でも25ベーシスポイント(bp)の利上げを支持する意向を示した。堅調な雇用関連指標と、失業率が42年ぶりの低水準であることを理由に挙げた。
英中銀の現在の政策は、金利が現在の水準を大きく上回るまでQE解除を開始しない方針を示している。マカファーティー氏を除く英中銀の政策当局者はこの方針の修正を提案していない。
またマカファーティー委員はインフレについて「3%超でピークを迎える」可能性があるとし、「消費の伸びは鈍化する」との見方を示した。
英中銀のブロードベント副総裁は12日、まだ利上げの準備はできていないとインタビューで述べていた。
*内容を追加します。

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