タイ警察、新たな金銭問題で仏教寺院を調査へ

タイ警察、新たな金銭問題で仏教寺院を調査へ
 3月15日、タイ警察は、バンコク郊外にあるタイ最大の仏教寺院、タンマガーイ寺院に対し、新たに3件の金融犯罪に関与した疑いで調査していると明らかにした。写真は10日、タイ中部パトゥムターニー県のタンマガーイ寺院で撮影(2017年 ロイター/Chaiwat Subprasom)
[バンコク 15日 ロイター] - タイ警察は15日、バンコク郊外にあるタイ最大の仏教寺院、タンマガーイ寺院に対し、新たに3件の金融犯罪に関与した疑いで調査していると明らかにした。
同寺院のプラタマチャヨー元住職(72)は、資金洗浄(マネーロンダリング)や、当局の許可なく不法に建物を建設した疑いなどで指名手配されている。
タイ警察が、寺院の財務状況を調査したところ、寺院の資金が株式市場に投資されていたことを発見。当局者によると、「2009年以降、数十億バーツが寺院の銀行口座から個人の口座に移されていた」という。
警察は、クロンチャン信用協同組合からの資金横領への関与を含め、他の2件についても調査中だとしている。
一方、寺院の高僧は、株取引に関与した僧侶はいないと強調。「寺院の資金は、いかなる株式の購入にも使用されていない」と述べた。

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