スマホ向けゲーム、年2─3本は作り続ける=任天堂社長
ロイター編集
2月1日、任天堂の君島達己社長は経営方針説明会で、注力しているスマートフォン向けゲームについて、今後も「年に2─3本はお客様が楽しんでいただけるようなタイトルを作り続けていく」との方針を示した。(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 1日 ロイター] - 任天堂<7974.T>の君島達己社長は1日の経営方針説明会で、注力しているスマートフォン向けゲームについて、今後も「年に2─3本はお客様が楽しんでいただけるようなタイトルを作り続けていく」との方針を示した。
スマホ向けゲームにおけるディー・エヌ・エー(DeNA)<2432.T>との協業に関しては「DeNAのサポートがなければスマホゲームを届けられなかった」とその成果を強調。ただ将来については「他のパートナーのサポートをいただかなければいけない局面を否定するわけではない」と述べ、他社との協業に含みを持たせた。
同社は3月3日に新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を発売する。君島社長は「(1月13日の)プレゼンテーションで50社を超えるソフトメーカーが80タイトル以上を開発中と伝えたが、本日までその数は70社以上、100タイトル以上になっている」と述べ、ソフトのラインアップに自信を示した。
スイッチは取り外して持ち運び可能であることから、携帯型ゲーム機「3DS」との食い合いも指摘されている。君島社長は「価格帯や遊び方においても直接競合することは考えていない」と指摘。「携帯型のニーズ、マーケットはあるのではないかと思っている」と述べ、今後も携帯型ゲーム機を投入していく意向を示した。
*内容を追加し、写真キャプションを修正しました。
志田義寧
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