タイの鉄道近代化計画、日本と路線建設で交渉=運輸相

[バンコク 20日 ロイター] - タイのジュントン運輸相は20日、鉄道3路線を敷設することを目指しており、日本と協議していると明らかにした。遅れている鉄道網の近代化計画の始動に向けた一歩。
運輸相によると、タイは首都バンコクと国内各都市を結ぶ3路線の敷設を目指しており、日本が計画に関心を示している。
運輸相はバンコクで記者団に対し、「(日本とは)まだ交渉中」と述べた。
タイは、東西を横断する2本の路線を日本が建設することを提案。ジュントン運輸相によると、ミャンマーとの国境の町メーソットからラオスとの国境ムクダハンを結ぶ路線と、カンチャナブリと工業団地のあるラヨーンを結ぶ路線が挙がっている。
3本目はバンコクから北部のチェンマイを結ぶ路線。ロイターの計算によると、3路線は合わせて約1500キロに及ぶ。
タイは前日、総延長867キロの別の鉄道建設計画の覚書を中国と締結した。

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