英中銀総裁、8年の任期を全うする構え=FT紙

英中銀総裁、8年の任期を全うする構え=FT紙
 10月30日、同日付英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁(写真)が8年の任期を全うする構えだと伝えた。7月撮影(2016年 ロイター/Dylan Martinez)
[30日 ロイター] - 30日付英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁が8年の任期を全うする構えだと伝えた。
英中銀総裁の任期は通常8年だが、カナダ人のカーニー氏の招請にあたり期間は5年とされた。カーニー氏はこの任期をさらに3年延長するかどうかの判断を年内に示すことを明らかにしていた。
FT紙はカーニー氏が総裁職にとどまり、英国の欧州連合(EU)離脱交渉が始まった後の経済の舵取りを担う方向に傾いていると伝えた。
英紙は、カーニー氏が任期を3年間延長する可能性は低く、早ければ11月3日に意向を表明するもようだと伝えていた。
サンデー・タイムズ紙によると、カーニー総裁は同氏を起用したオズボーン前財務相との関係が緊密で、メイ現政権に対して不満を抱いている。
FT紙によると、カーニー氏は判断を下す前に、メイ首相やハモンド財務相と協議する見込み。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab