東南アジア株式=最近のレンジ内で推移、バンコクは軟化

[バンコク 18日 ロイター] - 週明け18日の東南アジア株式市場は最近のレンジ内で推移した。バンコク市場は、インタッチ・ホールディングス など、最近上伸していた大型株に利食い売りが出て軟化。前週末15日まで5営業日続伸していたクアラルンプール市場の総合株価指数は、外国人投資家の売りを浴び、反落して引けた。
バンコクのSET指数 は0.3%安で終了。この日発表されたタイの第2四半期の国内総生産(GDP)統計で、景気後退入りの回避が確認されたため、一時値を上げていた。
バンコク市場の投資家らは、来週までに見込まれているタイ暫定政権の組閣を待ち構えている。KGIセキュリティーズによると、タイの新内閣が今年後半の経済成長を加速させるとの楽観論が根強い。
タイ国家平和秩序評議会(NCPO)のプラユット議長(陸軍司令官)は18日、国防、教育予算を大幅に増額した2015年度予算案を提出した。
クアラルンプール市場の総合株価指数 は0.14%安。前週末15日には約1週間ぶりの高値を付けていた。
ウクライナ情勢をめぐる懸念が広がる中、マレーシアなど一部の東南アジア市場で資金流出を記録。取引所のデータによると、クアラルンプール市場では、海外投資家は6000万リンギ(1900万ドル)相当の売り越しだった。

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