東南アジア株式=概ね上昇、米FRBの利上げ慎重姿勢を引き続き好感
[ジャカルタ 19日 ロイター] - 東南アジア株式市場は概ね上昇。米連邦準備理事会(FRB)が利上げに関して、忍耐強く慎重に対応する姿勢を示したことが引き続き材料視され、地合いの改善につながった。
BNI証券(ジャカルタ)は調査リポートで、FRBの利上げをめぐる姿勢が世界各地の市場を支える強材料になっているとの見方を示した。
ジャカルタ市場の総合株価指数 は前日終値比0.61%高の5144.62で終了。ただ、インドネシア・ルピアが不安定な取引となる中、週間ベースでは0.3%安となった。19日には通信大手テルコム が0.5%高。
マニラ市場の主要株価指数PSEi は1.37%高の7125.63で引けた。だが、週間では3週連続のマイナス。
アボイティス・エクイティ・ベンチャーズ は1.1%高だった。メイバンクATRキムエンはアボイティス株について、投資判断を「ホールド」に上方修正したほか、目標株価を20%引き上げた。発電部門などの成長見通し改善を理由に挙げた。
このほか、シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)が1.11%高の3279.53、クアラルンプール市場の総合株価指数 が0.94%高の1715.99。
一方、バンコク市場のSET指数 は下落し、0.16%安の1514.35で取引を終えた。過去2営業日で約3.7%上昇していた。
ホーチミン市場のVN指数 は1.01%安の523.09で引けた。
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