米国株式市場=ほぼ変わらず、FRBは利上げ急がぬ姿勢再表明
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(内容を追加しました) [ニューヨーク 30日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 16880.36(‐31.75) 前営業日終値 16912.11(‐70.48) ナスダック総合 終値 4462.90(+20.20) 前営業日終値 4442.70(‐2.21) S&P総合500種 終値 1970.07(+0.12) 前営業日終値 1969.95(‐8.96) 30日の米国株式市場はほぼ変わらず。米連邦準備理事会(FRB)は同日発表した 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、景気判断を強めると同時に、利上げを急いで いない姿勢を再表明した。 ダウ工業株30種 は31.75ドル(0.19%)安の1万6880.36ド ル。 ナスダック総合指数 は20.20ポイント(0.45%)高の4462.9 0。 S&P総合500種 は0.12ポイント(0.01%)高の1970.07。 上昇が目立ったのは金融株で、S&P金融株指数 は0.4%上昇。大手銀行 のウェルズ・ファーゴ が1.1%高となった。 ナスダック指数はバイオテクノロジー株の上昇を支えに2日続伸。個別銘柄ではアム ジェン が予想を上回る好決算を背景に5.4%上昇した。 短文投稿サイトのツイッター は20%急伸。第2・四半期の月間アクティ ブユーザー数が市場予想を上回る伸びを示したことが好感された。 半面、保険株は下落。ヒューマナ とアフラック は決算内容が振るわず 、それぞれ5.6%、2.8%下げた。 FOMCは、予想通り債券買い入れ額を月額100億ドル縮小。ブンダーリッヒ・ セキュリティーズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「債券 買い入れ規模の縮小は予想通り。インフレと雇用が目標を達成した後も緩和的な金融政策 を継続できるというのがFOMCの基本的な考えだ」とした。 朝方発表された第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値は前期比年率4.0% 増と予想を上回り、第1・四半期のマイナス幅も小さく修正された。一方、7月のADP 全米雇用報告の民間部門雇用者数は予想に届かなかった。 BATSの取引所データによると、すべての米取引所の合算出来高は約62億株で、 月初来平均の56億株を上回った。
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