焦点:トランプ減税法案、米重要鉱物企業を直撃 税控除廃止なら対中競争力に懸念も
トランプ米大統領が「大きく美しい法案」と呼んで推進する税制・歳出法案は、中国と競争しようとしている米国内の重要鉱物部門の足を引っ張ることになるだろう。ニッケルやレアアース(希土類)など、先端電子機器や兵器に使われる鉱物の国内生産を促進する税額控除制度の廃止が盛り込まれているからだ。
- マーケット
米大統領「安保上の脅威軽減可能」、日鉄とUSスチールの取引承認
トランプ米大統領は13日、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡りパートナーシップを承認した。国家安全保障上のリスクに対する懸念は政権が提示した国家安全保障協定の条件を満たせば解決できるとして大統領令に署名し、取引承認への道を開いた。
- ワールド
イラン核施設被害は「限定的」、専門家がイスラエル攻撃後の画像分析
イスラエルは13日にイランの核関連施設などを標的に先制攻撃を始めたが、複数の専門家によると、これまでのところイランの主要核施設が受けた損害は限定的とみられている。
- 経済
日鉄、米政府と国家安全保障協定を締結 USスチール株100%取得へ
日本製鉄と米鉄鋼大手USスチールは14日(日本時間)、トランプ米大統領がUSスチールとのパートナーシップを承認したことに関連し、米国政府との間で国家安全保障協定を締結したと発表した。同協定の下で、日鉄は2028年までに約110億ドル(約1兆6000億円)を投資し、米政府には「黄金株」を発行する。