タイのプミポン国王が即位70年、依然体調めぐる懸念も

タイのプミポン国王が即位70年、依然体調めぐる懸念も
 6月9日、タイのプミポン国王(88)が即位70周年を迎えた。同国では70周年を祝うため、仏教の僧侶770人が参加する儀式などさまざまな記念行事が行われる。写真はバンコクで2012年4月撮影(2016年 ロイター/Sukree Sukplang)
[バンコク 9日 ロイター] - タイのプミポン国王(88)が9日、即位70周年を迎えた。同国では70周年を祝うため、仏教の僧侶770人が参加する儀式などさまざまな記念行事が行われる。
プミポン国王は1946年に18歳で王位を継承。それ以降、王室庁や国王府などの支援を受けて公共衛生や農村部開発を推進してきた。国民の父として敬われており、誕生日である12月5日はタイでは父の日とされている。
一方で、国王の体調はここ数年で悪化しており、過去1年以上にわたり入院している。7日には心臓手術を受けていた。
国王の息子であるワチラロンコン皇太子(63)が後継者とされているが、国王ほど大きな敬愛をまだ国民から受けてはいない。
タイ軍事政権の報道官はロイターに対し、「タイ国民と国王の関係は深く、言葉では表現できないほどだ」と述べた。

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