ホンダ、自動運転車のプロトタイプ公開

ホンダ、自動運転車のプロトタイプ公開
 6月1日、ホンダは、米カリフォルニア州の走行試験場で自動運転車のプロトタイプ車両2車種を報道陣に公開した。写真は第86回国際モーターショー(スイス・ジュネーブ)で3月撮影(2016年 ロイター/Denis Balibouse)
[コンコード(米カリフォルニア州) 1日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は1日、米カリフォルニア州の走行試験場で自動運転車のプロトタイプ車両2車種を報道陣に公開した。
同社は、トヨタ自動車<7203.T>や米ゼネラル・モーターズ(GM)と異なり、自動運転車の構想を大々的には発表していないが、水面下では「車両衝突回避システム」「車線逸脱警報」「車線維持支援システム」といった半自律制御機能の開発を進めている。
「アキュラ」や「シビック」の2016年モデルには、こうした機能が搭載される予定という。
ホンダR&Dアメリカズのチーフエンジニア、ジム・ケラー氏は「約束は控えめにして期待以上の成果を出す」と述べた。2020年までには公道での完全な自動運転への道が開ける見通しという。
自動運転機能は高級モデルを中心に搭載する流れが強まっているが、ホンダは「すべての人に安全を」というコンセプトで、他社と差別化を図る方針だ。

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