タイ・ホットストック=続伸=中国PMI受けた周辺市場上昇に同調

[23日 ロイター] - 週明け23日午前のバンコク株式市場の株価は続伸、SET指数 は前週末比3.01ポイント(0.21%)高の1470.30で前場を終えた。
先週末の米株価が史上最高値を更新したことや、この日発表された6月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が半年ぶりに、活動の拡大と縮小の境目となる50を上回ったことが東南アジア地域の株価を支援した。
エネルギー株もSET指数を支援。緊迫の度合いが高まりつつあるイラク内戦により、原油相場が現在の水準を維持する公算が大きいとの期待が支えた。
フィリップ証券のストラテジストによると、バンコク市場では出来高は中程度だが、時折利食い売りが出ていたという。
同ストラテジストは「SET指数は、HSBC中国製造業PMIが予想より良い数字だったことを受けた周辺地域市場の強気地合いに足並みをそろえて上昇した」と指摘。一方、銀行の大半が5月の融資の伸び鈍化を発表したことが株価全般を圧迫したと説明した。

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