【6月14日 AFP】タイ軍事政権の国家平和秩序評議会(National Council for Peace and OrderNCPO)は13日、先月22日のクーデター後に発令していた夜間外出禁止令を全面解除した。観光業への影響を軽減する狙いがある。

 午前0時から4時までの夜間外出禁止令が解除されたことで、サッカーファンらは当局による逮捕の心配なくバーやレストランに集まり、開催中のサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を観戦できることになった。時差により、試合の大半は外出が禁じられていた時間に放送が予定されている。

 夜間外出禁止令の発令以降、タイでは訪れる外国人観光客が急減。そのためNCPOは今回の決定に先立ち、主要なビーチリゾートなど一部地域ですでに禁止令を解除していた。(c)AFP/Anusak KONGLANG