タイの国家平和秩序評議会、顧問を任命

[バンコク 28日 ロイター] - クーデターで全権を掌握したタイ国家平和秩序評議会(NCPO)は27日、評議会の顧問を任命し、前陸軍司令官など王宮と深いつながりを持つ2人を起用した。
評議会はまた、クーデターに伴い発令した夜間外出禁止令の時間を短縮すると発表した。
27日遅くに発表された声明によると、プラウィット元国防相とアヌポン前陸軍司令官などが評議会の顧問団に選ばれた。
両者とも軍の重鎮で、評議会のプラユット議長(陸軍司令官)に非常に近い人物。3者はタクシン元首相を失脚させた2006年のクーデターで重要な役割を演じた。
また、中央銀行総裁や財務相を務めたプリディヤトーン氏も顧問団の1人に任命された。
評議会は、午後10時から午前5時までの夜間外出禁止令を28日から午前零時からの4時間に短縮すると発表した。
  タイ軍は27日、出頭命令を拒否していたチャトロン前教育相を連行した。同氏は外国人記者とのインタビューに応じ、クーデーターを非難。そこへ軍の兵士が乗り込んできて、同氏を連行した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab