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タイのサイアム・ミュージック・ヤマハ、音楽教室を通じてブランドイメージ向上を図る
配信日時:2014年5月21日 11時00分 [ ID:478]

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タイ南部プーケットにあるヤマハの「BEATSPOT」。

 2014年5月15日、タイの英字紙ネーションによると、サイアム・ミュージック・ヤマハ株式会社は、2013年度の決算発表後、アジア経済共同体(AEC)の発足を視野に、今年はヤマハ音楽教室の持つイメージを前面に打ち出し、音楽の舞台で世界一を目指すと発表した。同時に、著名な歌手で音楽家でもあるブリン・ブーンウィス(Burin Boonwisuth)氏をブランド大使として紹介した。 

 サイアム・ミュージック・ヤマハの主な事業は、日本からのヤマハ音楽、AV機器の輸入・販売、およびヤマハ音楽教室の運営を通じての音楽教育である。

 2013年度の収益は過去3年で40%以上増加し、15億バーツ(約45億円)に達した。収益の90%は楽器および音響設備の販売から、残り10%が音楽教育からの寄与だった。今年は5%アップの15億7000万バーツ(約471億円)の収益を目指す。

 サイアム・ミュージック・ヤマハのプラナップダ社長は、当社は音楽業界の真のリーダーであると語った。今年は首位としての立場をより確固たるものとするため、より近代的な教室であるというイメージ作りに力を注ぐ。一方、「一つのブランド、一つの標準」をスローガンに、他国にあるヤマハ音楽教室との調和を保ちながら、つながりも強化する。

 ヤマハ音楽教育システムは日本のヤマハ音楽振興会で開発され、45か国以上にあるヤマハ音楽教室で用いられてきた。今年は海外から招聘した指導員による英語プログラムが追加される。3歳から5歳の子供を対象としたジュニア音楽教室では、楽器を使って子供たちの能力を伸ばす。

 ヤマハは、展示会、ワークショップなど地域レベルでのマーケット活動を行ない、年間を通じて新製品を販売している。バンコクには12か所の楽器ショールームがあり、新たにセントラル・エンバシーとマニヤ・ビルディングの2か所にショールームを設ける。

【翻訳/編集:YK】

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