米国株式市場=総じて下落、エネルギーや公益株に売り
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(内容を追加しました) [ニューヨーク 8日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 16550.97(+ 32.43) 前営業日終値 16518.54(+117.52) ナスダック総合 終値 4051.50(‐16.17) 前営業日終値 4067.67(‐13.09) S&P総合500種 終値 1875.63(‐ 2.58) 前営業日終値 1878.21(+10.49) 8日の米国株式市場は、エネルギー関連株と公益事業株に売りが出たことで、ナスダ ック総合とS&P総合500種が下落して終了した。ナスダック総合の3日続落は4月初 め以来だった。 ダウ工業株30種 は32.43ドル(0.20%)高の1万6550.97ド ル。 ナスダック総合指数 は16.17ポイント(0.40%)安の4051.5 0。 S&P総合500種 は2.58ポイント(0.14%)安の1875.63。 S&P公益株指数は1.2%、同エネルギー株指数は1.3%それぞれ下落した。 オンライン旅行代理店のプライスライン・ドット・コム は2.1%安。第2 ・四半期の利益見通しが予想より低かったことが嫌われた。 電気自動車のテスラ も、7日に発表した第2・四半期の業績見通しが一部投 資家の失望を誘ったことが尾を引き、11.3%下げた。 4月22日以降で14%余り下げていたグローバル・X・ソーシャル・メディア・イ ンデックスETF は0・8%上昇。構成銘柄のツイッター は4.2%高 、グルーポン は6.1%高となった。 午前中は、最近下げていたインターネット関連株が上向きに転じたことからナスダッ ク総合が押し上げられた。米新規失業保険週間申請件数が減少して労働市場の改善を示し 、株式市場全般を支えた面もあった。 しかし取引終盤になってこのところ最も堅調だった公益やエネルギーが売られると、 ナスダック総合とS&P500がこの日の安値に沈んだ。 オニール・セキュリティーズのNYSEフロア部門ディレクター、ケン・ポルカリ氏 は「またしてもテクニカルな動きだったと思う。われわれはすぐに抵抗線にぶつかり、そ れに挑んだが突破するだけの勢いがなかった」と指摘した。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合算出来高は約67 億株で、過去5営業日平均の61億株を上回った。
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