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日本貿易振興機構、タイからの投資に期待=原子力発電・ホテル・温泉・料理が有力
配信日時:2014年4月20日 10時00分 [ ID:367]

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2013年の日タイ間の貿易は日本が約2兆円の輸出超過。

 2014年4月16日、タイ国投資委員会(以下、BOI)のウドム委員長は、貿易や投資を促進する独立行政法人である日本貿易振興機構(JETRO)がタイの事業家が日本に投資するようBOIに働きかけてきたと語っている。

 日本ではいくつかの原子力発電所が停止し、多くの日本人が原子力発電に反対するなか、再生可能なエネルギーが求められている。タイからの投資は特にこの分野に期待している。他の事業としては、ホテル・温泉・タイ料理などが挙げられるが、日本に投資する際にはいずれも巨額の資本が必要となる。

 タイには毎年2000万人以上の外国人観光客が訪れており、日本はタイの観光関連事業界に信頼を置いている。一方、日本を訪問する外国人観光客の数は年間約1000万人だ。今後タイから日本へ来る観光客が増えることも期待されている。

 日本の投資家は、タイへ投資する際、同時に周辺国にも投資する「タイ・プラス・ワン」方式を採用しつつある。たいていは、労働集約型産業への投資だ。一方、東ヨーロッパはタイ製品の市場として、また労働コストが低いため、投資先としても有望な市場になる、とBOIのウドム委員長は述べている。

【翻訳/編集:YK】

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