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タイの精米・流通大手企業、日本の食品会社と連携して売り上げ増を目指す
配信日時:2014年4月19日 17時42分 [ ID:366]
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2014年4月17日、タイの英字紙バンコクポストによると、タイの精米・流通大手であるパトゥム・ライスミルアンドグラナリー株式会社(以下、パトゥム社)はコメに依存しすぎているリスクを減らすため、今後は総合流通事業の展開を模索しているという。
パトゥム社は数十年にわたり、マーブンクロンの名称で袋詰め精米のみを流通させてきたが、最近、他社の製品であるイチタンのインスタント緑茶を自社経路で試験的に販売し始めた。他社製品の販売は自社の流通網を有効利用できる上にコストも改善できるが、より重要なのはコメのみに大きく依存していたリスクを減らせることだ、とパトゥム社のソムキット社長は語っている。政府のコメ高額買い取り制度の破たんにより、袋詰め精米販売が問題を抱えるなか、新規の流通事業は売り上げを伸ばすと期待している。
一方、タイの消費者は日本製品に対する品質と独創性を高く評価しているので、パトゥム社は日本の商品も輸入する計画を立てている。自社の流通経路を通して売る商品を日本で発掘中だ。さらに、輸入した商品をタイで売るのとは別に、戦略的パートナーとベンチャーを形成し、他の分野にも自社商品を拡張する計画も進行中だ。
パトゥム社はコメに関連した事業として、最近バンコク都心のショッピングセンターMBKで日本のフジオフードとの合弁でセルフサービス方式の鶴丸饂飩本舗を開店した。鶴丸饂飩本舗への反応は上々で、開店わずか20日間で200万バーツ(約600万円)を売り上げた。来月には、バンコク郊外のシーナカリン通りにあるショッピングセンター、シーコン・スクエアに2店舗目をオープンさせ、今後3年間で10店舗に拡張する計画だ。
パトゥム社のソムキット社長は2014年の売り上げは2013年の25億バーツ(約75億円)から15~20%上昇すると期待している。
【翻訳/編集:YK】
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