「考える数学」でタイに“教育韓流”吹き込む
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.31 10:09
韓国の数学英才教育専門企業CMSエデュは江南(カンナム)ママ(教育熱心なソウル江南地区の母親たち)の間で別名「思考力数学」と早くから口コミで広まった。コスダック(KOSDAQ)上場企業であるチョンダムラーニングの子会社から出発した同社は「数学の定石」がすべてだった1997年に融合思考力プログラムを導入して「考える数学教室」を開いた。CMSエデュのイ・チュングク代表が提案する数学教育方式は暗記や計算ではなく討論だ。イ氏は「二つ以上の答えが出るような開放型問題で、子供たちが自由な討論を通じて結論を導き出すように助けている」と話した。イ氏が10年間余り教育現場で子供たちと接しながら考案したやり方だ。
例えば、子供たちにピタゴラスの定理を公式として教える前に、まず半球型ジオデシック・ドームの原理を説明してこのような形態の建物がどうして容積率が大きくなりながらも丈夫なのかを教えるような感じだ。イ氏は「試験を受けるための数学のほか、人生にも応用できる数学を教えたかった」とし「このためには融合型の教育が必須」と話した。