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タイの大手自動車部品メーカー、開発拠点をオーストラリアに=アセアンへ輸出を拡大
配信日時:2014年4月3日 17時00分 [ ID:308]
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2014年3月29日、タイの英字紙ネーションによると、タイの大手自動車部品メーカー、サミットモーターマニュファクチャリング(以下、SMM)の常務取締役ヨンヨート氏が、大型トラック、ダンプカー、トレーラー用部品やコンポーネントの大きな市場であるインドネシアに近いうちに投資すると語っている。
現在、SMMが事業展開するタイの市場はほぼ飽和状態にあり、事業リスク低減のため、海外展開を図る必要がある。タイ国内での売り上げは約80%で、インドネシアの市場規模はタイの10倍あり、今後も有望な市場である。
SMMのラタナ海外事業部長は、今後グローバルマーケティングおよび研究開発の拠点をオーストラリアに設け、設計・試作・試験を行なうと述べた。日本やドイツよりもオーストラリアを選んだのは、SMM製の部品を使用する大きなピックアップトラックの市場があるためである。現在、ピックアップトラック用の部品を、オーストラリアとヨーロッパ市場に向けて輸出しているが、今後も生産はタイ国内で行なう方針だ。
大型トラック、トレーラー向けの生産工場を新たにゲートウェイ(シティ)工業団地に建設中で、今年中にトヨタ工場の横に開設する。新工場はOEMの部品、コンポーネントの生産に充て、現在稼働中の工場では自社ブランドを使ったピックアップトラック用スチール・キャノピーおよびアクセサリーを生産する。トヨタ、ホンダ、日産にも部品やコンポーネントを供給する。
SMMの持つこれら部品やコンポーネントの技術と生産能力は非常に高く、アセアン市場では優位に立っている。技術、製造プロセス、アフターサービス、営業、マーケティングの強みを各アセアン市場で業務提携を通じて活かしたい考えだ。
ヨーロッパにも投資し、インドネシアを始めとするアセアン、中国での事業拡大のため、株式市場から資金を調達する予定である。
【翻訳/編集:YK】
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