スズキ、新型小型車「セレリオ」をバンコクモーターショーに出品

2014年3月26日 17:59

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スズキがバンコク国際モーターショーに出品した新型小型車「セレリオ」

スズキがバンコク国際モーターショーに出品した新型小型車「セレリオ」 [写真拡大]

 25日、スズキはタイの現地子会社にあたるスズキ・モーター・タイランド社が、同日より開催されている第35回バンコク国際モーターショーに、新型小型車「セレリオ」を出品したと発表した。

 セレリオは、2013年11月のタイモーターエキスポに出品したコンセプトモデル「A:Wind(エーウインド)」を市販化したグローバルコンパクトカーである。

 同モデルはコンセプトモデルをベースにして車体の構造やレイアウトを見直し、コンパクトな車体ながら広い室内空間と荷室容量を実現したパッケージングに、開放感のあるインテリアとエクステリアのデザインを採用している。

 操作性を高めた新開発の5速マニュアルトランスミッションに加え、副変速機付CVTの2種類のトランスミッションを用意。これは、自動変速機が主流のタイ市場を意識したラインナップである。これに、新開発1.0ℓエンジンと組み合わせることで、タイ政府が推進しているエコカープロジェクト適合車の燃費条件である5ℓ/100kmを達成した。

 同現地子会社は、2012年3月からエコカープロジェクトに適合する小型車「スイフト」の生産・販売を開始し、2013年には約5万台の生産実績を持っている。これに続いて5月からセレリオを生産し、同国におけるシェア拡大をもくろんでいるわけだ。さらに、本年後半に欧州市場に投入予定の同モデル生産も開始する予定だという。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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