タイ・ホットストック=AISなど高い

[バンコク 26日 ロイター] - 26日午前のバンコク株式市場の株価は続伸、四半期末に向けて銘柄を選別した買いが入った。ただ国内の政治問題のため、投資意欲は依然弱い。
SET指数 は前日終値比5.29ポイント(0.39%)高の1359.30で前場を終えた。
携帯電話大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS) やバンコク銀行 など、高い配当収益が見込まれる銀行や通信関連株が上伸。AISとバンコク銀の中間配当はそれぞれ5.75バーツと4.5バーツ。
ブローカーによると、今週は四半期末を控えた機関投資家主導の買いが株価を一段と支える可能性があるが、素早い利益確定によって上値は抑えられるかもしれないという。
ノムラ・パタナシンのアナリストによると、今週のSET指数の上値抵抗線は1377と1381。同アナリストは「今週は機関投資家によるお化粧買いがSET指数を支えることが予想される」と述べた。
タイでは反政府デモ隊が25日に首都バンコクを行進し、週末に開かれる集会への支持を訴えた。集会の後で上院議員選挙が予定されており、反政府勢力にとってはインラック首相を退陣に追い込む上で大事な選挙となる。

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