タイ・ホットストック=反落 今週は非常事態宣言、憲法裁めぐる動向に注目

[バンコク 17日 ロイター] - 週明け17日午前のバンコク株式市場の株価は反落、SET指数 は前営業日(14日)終値比2.03ポイント(0.15%)安の1370.15で前場を終えた。 先週は、タイの非常事態宣言が解除されるとの期待を受け、SET指数は1.3%上昇していた。 最近上昇していたホテル・外食大手マイナー・インターナショナル などの銘柄に売りが出た。
18日の閣議では、非常事態宣言を予定通り3月22日解除することを決めると予想されている。この期待が先週、観光関連株を押し上げた。 またブローカーによると19日にはタイ憲法裁判所が2月に実施された総選挙をめぐる案件について審理を行う予定で、これも市場で注目される見込み。同裁が判断を示す可能性があるという。 メイバンク・キムエンはリポートで「もし憲法裁が総選挙無効の判断を示した場合、政府と反政府勢力による危機の収拾に向けた交渉への第一歩になるかもしれない。交渉が行われれば投資家の主要な懸念が和らぐはずであり、市場にとってポジティブな材料になりうる」と説明した。

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