タイ当局が反政府デモ隊の本格排除に乗り出す、衝突で4人死亡

タイ当局が反政府デモ隊の本格排除に乗り出す、衝突で4人死亡
2月18日、タイのバンコクで警官隊が反政府デモ隊の本格的な排除に乗り出し、衝突で4人が死亡、多数の負傷者が出た。写真は銃を手にする警官。同日撮影(2014年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[バンコク 18日 ロイター] -タイの首都バンコクで18日、警官隊が反政府デモ隊の本格的な排除に乗り出し、衝突で警官1人を含む4人が死亡、多数の負傷者が出た。
この日の衝突は、インラック首相の退陣を求める反政府デモが11月に始まって以来の激しさとなった。警官隊がバンコクの治安を維持できなくなった場合は介入するとの立場を示しているタイ軍は、これまでのところコメントを発表していない。
衝突を目撃した人は、銃声が聞こえ、警官隊が発砲するのを見たと語った。警察側は、建物の屋上から狙撃されたほか、手りゅう弾による攻撃も受けたとしている。
治安当局者は、銃撃で警官1人が死亡し、手りゅう弾により複数が負傷したと述べた。
バンコク市内の病院を管理する当局がウェブサイトで明らかにしたところによると、このほかデモ隊の3人が銃撃で死亡した。負傷者は64人としたが、内訳は明らかにしていない。
治安当局者はこれより先、バンコク中心部や北部にある政府関連施設周辺で行ったこの日のデモ隊排除には1万5000人の警官が動員されたと述べていた。
*内容を追加して再送します。

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