再送-米国株式市場サマリー(31日)

(これは1日に配信した記事です。)
    [31日 ロイター] - 
  (カッコ内は前営業日比)

  ダウ工業株30種(ドル) 
     終値       15698.85(‐149.76)
     始値       15847.19
     高値       15847.19
     安値       15617.55
  ダウ輸送株20種      7289.18  (‐12.82)
  ダウ公共株15種      506.26  (+3.86)
  NYSE出来高概算     9.51億株
   値上がり(銘柄)   1125
   値下がり(銘柄)   1889
   変わらず        160
  S&P総合500種 
     終値       1782.59(‐11.60)
     始値       1790.88
     高値       1793.88
     安値       1772.26
  ナスダック総合 
     終値       4103.88(‐19.25)
     始値       4068.63
     高値       4124.92
     安値       4067.61
  フィラデルフィア半導体株指数     529.18  (‐2.77)
  シカゴ日経平均先物3月限(ドル建て)清算値 14635  (‐215) 大証終値比
  シカゴ日経平均先物3月限(円建て) 清算値 14610  (‐240) 大証終値比
    
    
    反落。新興国売りで投資家心理が悪化したほか、さえない決算を嫌気し、エネルギー
・消費関連株が売られた。
    ナスダック総合が一時プラスに転じるなど、相場は不安定な展開となったが、引けに
かけて売りが加速した。
    プルデンシャル・フィナンシャルの市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏
は「新興国市場や通貨をめぐる懸念から、大半のトレーダーは週明けに想定外の出来事で
足元をすくわれないよう取引を手仕舞っている」と述べた。
    
    月間ではダウが5.3%、S&P500が3.6%それぞれ下落し、ともに月間の下
落率としては2012年5月以来の大きさとなった。ナスダックは1.7%下落し、20
12年10月以来の大幅な下げを記録した。 
    週足ではダウが1.1%安、S&Pが0.4%安、ナスダックが0.6%安となった
。
    
    1月のユーロ圏消費者物価指数が前年比0.7%の上昇と、12月の0.8%上昇か
ら伸びが鈍化したことも相場の重しとなった。市場は0.9%上昇を見込んでいた。また
上昇率は、欧州中央銀行(ECB)が利下げに踏み切るきっかけとなった10月の低水準
に並んだ。
    オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム は11%急落。同社が前日発
表した第4・四半期決算は、純利益が市場予想を下回ったほか、第1・四半期の営業損益
が2億ドルの赤字に転落する恐れがあるとの慎重な見通しを示した。
    石油大手シェブロン は4.1%下落と、2012年10月以来の大幅な下げ
となった。同社の第4・四半期決算は、精製マージンの低下と生産量減少が響き、32%
の減益となった。
    半面、インターネット検索大手グーグル は4%値を上げた。前日引け後に発
表した第4・四半期決算で、連結売上高が市場予想を上回る伸びとなったことが支援材料
。
    ソーシャルゲームのジンガ は23.6%急伸。同社が前日、 全従業員の1
5%に当たる314人を削減すると発表したことが好感された。
   
    BATSグローバル・マーケッツのデータによると、ニューヨーク証券取引所とナス
ダック、NYSE MKTの合算出来高は約78億株で、1月平均の69億株を上回った
。
    騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所、ナスダックともに約1対2となった。

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