東南アジア株式=大半が下落、バンコクは2.6%高
[バンコク 7日 ロイター] - 7日の東南アジア株式市場では、バンコク市場が大幅続伸し、他の市場をアウトパフォームした。原油高がエネルギー株を押し上げた。
上向きな内容の2014年の業績予想を示したタイ航空は6営業日ぶりに反発し、5.7%高。
バンコク市場のSET指数 は前日終値比2.56%高の1262.36で終了。14日間相対力指数(RSI)は33.8。
政情不安を背景とした11月以降の同指数の下げ幅はこれで縮小したものの、今月13日に計画されている反政府デモで大規模な首都機能停止が予想されるなど、同国の政情をめぐる警戒感はまだ根強い。反政府勢力は総選挙の前に政治システムを改革するよう求めている。
国営タイ石油会社(PTT) は6.4%高とエネルギー指数の構成銘柄で最も上昇率が大きかった。
他の東南アジア市場は総じて下落。ジャカルタ市場の総合株価指数 は0.64%安の4175.81、マニラ市場の主要株価指数PSEi も0.64%安の5947.44。ともに自国通貨安が主な要因。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI) は0.09%安の3120.88、クアラルンプール市場の総合株価指数は0.22%安の1825.11で引けた。他の軟調なアジア市場同様に、序盤の高値水準から後退した。
ホーチミン市場のVN指数 は0.20%高の510.12。ベトナム政府が、2月下旬から海外投資家がベトナムの銀行の株式を最大20%保有できるようにする方針を示したことから、銀行株が上昇。現行制度では最大15%となっている。
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