アジア通貨動向(7日)=ルピアが下落を主導、韓国ウォンは一時約2カ月ぶり安値

[シンガポール 7日 ロイター] - 7日のアジア通貨市場では、インドネシアルピアが下落を主導した。全般的なドル高地合いで、韓国ウォンは約2カ月ぶり安値を付けた。
インドネシアルピア は企業のドル需要で下落したが、トレーダーによると中銀の介入が下値を支えた。
韓国ウォンは、オフショアファンドが対ドル 、対円 での買いポジションを引き続き縮小している。一時は0.5%下落して1ドル=1071.0ウォンと、11月13日以来の安値を付けた。
フィリピンペソ も軟化。
12月のインフレ率が加速し、2011年12月以来の高水準となったことが材料。
東部証券(ソウル)の為替・債券アナリスト、Yuna Park氏は「米緩和縮小の開始を受けてアジア通貨が対ドルで下落することは不可避。問題はどの通貨がより下げるかということだ」と指摘。
Park氏は韓国ウォンについて、昨年の上昇を受けた調整局面にあるが、経済のファンダメンタルズが良好で、アンダーパフォームするとは考え難い、と述べた。
0430GMT(日本時間午後1時30分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場は以下の通り。 円          104.44
シンガポールドル   1.2688
台湾ドル       30.071
韓国ウォン      1068.20
タイバーツ      33.09
フィリピンペソ    44.74
インドネシアルピア 12255.00
インドルピー     62.40
マレーシアリンギ   3.2830
人民元        6.0514

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