アジア通貨動向(6日)=総じて軟調、中国の景気低迷懸念で

[シンガポール 6日 ロイター] - アジア通貨は総じて軟調となっている。中国の景気減速懸念から、韓国ウォンは6週間ぶり安値をつけた。
タイバーツ も政局不安を背景に、ドルに対して0.3%下落し、2010年2月以来の安値をつけた。
インドネシアルピア は企業のドル買い需要から売りが優勢となった。中銀がルピア下支えに向け介入したことから、下げは限定的と市場関係者は指摘する。
アジア各国の株式は、売りが優勢となった。この日発表された中国サービス部門購買部担当者景気指数(PMI)を受け、中国の景気低迷に対する懸念が強まった。
韓国ウォン はドルに対して0.9%下落し、11月28日以来の安値をつけた。ウォンは円に対して も1.4%下げ、12月23日以来の安値となった。
ゴールドマン・サックスはリサーチノートで、韓国中銀は短期的に利下げを実施するとの見方を示した。これまでゴールドマンは、2014年上半期に中銀は金利を据え置き、2014年後半から利上げ局面に入ると予想していた。
0440GMT(日本時間午後1時40分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場は以下の通り。 円          104.35
シンガポールドル   1.2694
台湾ドル       29.996
韓国ウォン      1064.30
タイバーツ      33.10
フィリピンペソ    44.75
インドネシアルピア 12235.00
インドルピー     62.42
マレーシアリンギ   3.2880
人民元        6.0529

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