米国株式市場=小反落、利食い売りで上げ一服  

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 
   (カッコ内は前営業日比)

  ダウ工業株30種(ドル) 
     終値         16478.41(‐ 1.47)
       前営業日終値       16479.88(+122.33)

  ナスダック総合 
     終値         4156.59(‐10.59)
       前営業日終値       4167.18(+11.76)

  S&P総合500種 
     終値         1841.40(‐0.62)
       前営業日終値       1842.02(+8.70)

    
    27日の米国株式市場は小反落。連日最高値を更新していたダウとS&P総合500
種は上げが一服する格好となった。
  ダウは前日までに6営業日連続、S&P総合500種は4営業日連続で最高値を更新
していた。  
        
  ダウ工業株30種 は1.47ドル(0.01%)安の1万6478.41ドル
。
  ナスダック総合指数 は10.59ポイント(0.25%)安の4156.5
9。
  S&P総合500種 は0.62ポイント(0.03%)安の1841.40。
    週間ベースではダウが1.6%、ナスダックとS&P総合500種が1.3%上昇し
た。
    過去2週間の上昇率はダウが2012年6月以来、S&P総合500種は今年7月以
来の大きさとなった。    
    ローゼンブラット証券のマネジングディクレクター、ジョセフ・ベナンティ氏は「こ
の辺りでの小幅な調整は上昇し続けるよりも恐らく健全だ。一定の利食い売りを伴う健全
な一服だ」と語った。
    
    個別銘柄では、ツイッター が商いを伴って13%急落した。11月の上場以
来、株価が3倍近くとなっていたことから、利益確定の売りに押された。
    アップル が0.7%、フェイスブック が4.0%それぞれ下落し、ナ
スダックを押し下げた。
    携帯電話会社スプリント は8.3%高と急伸。一時1年ぶり高値となる11.
46ドルをつけた。親会社のソフトバンク がTモバイルUS株の取得をめぐり合
意に近づいているとの観測が広がった。ソフトバンクはスプリントを通じてTモバイルU
S株の大半を取得しようとしているとみられる。    
    ゼネラル・モーターズ(GM) は1.4%安。中国の自動車最大手、上海汽車
(SAIC) との合弁会社である上海GMが、同国内で約146万台をリコ
ール(回収・無償修理)すると発表した。中国の自動車市場としては最も規模の大きいリ
コールの一つとなる。
    セスナ機などを製造するテクストロン は1.1%値上がりした。米航空機メ
ーカーのビーチクラフト を現金14億ドルで買収すると発表した。
    
    BATSグローバル・マーケッツのデータによると、ニューヨーク証券取引所やナス
ダックなどの合算出来高は40億株で、月初来平均の約61億株を大幅に下回った。
    騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所が約8対7。ナスダックは約12対13と
なった。

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