アジア通貨動向(23日)=タイバーツが約4年ぶり安値、政局混乱で
[シンガポール 23日 ロイター] - 23日のアジア通貨市場では、タイバーツが約4年ぶりの安値に下落。同国の最大野党・民主党が2月の総選挙をボイコットする方針を示したことを受け、政局混乱が深まっている。
トムソン・ロイターのデータによると、バーツ は1ドル=32.77バーツと2010年3月以来の安値をつけた。
バーツは他の多くのアジア通貨と同様、前週の米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮小決定にも圧迫されている。
インドネシアルピア も下落。20日につけた5年ぶり安値と並ぶ1ドル=1万2250ルピアの安値をつけた。
マレーシアリンギ は対ドルで3カ月ぶりの安値を更新。その他の通貨は横ばいか小幅高で推移している。
0412GMT(日本時間午後1時12分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場は以下の通り。
円 104.05
シンガポールドル 1.2659
台湾ドル 29.959
韓国ウォン 1060.90
タイバーツ 32.75
フィリピンペソ 44.41
インドネシアルピア 12250.00
インドルピー 61.94
マレーシアリンギ 3.2935
人民元 6.0713
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