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 タイ、反政府デモ隊との衝突続く

2013-12-03 12:34:09     cri    

 タイの首都バンコクで2日、首相府や警察局、国会など重要な政府部門の前で大規模な反政府デモが起き、治安部隊が催涙弾を発射するなど、衝突が続いています。同日夜にかけて、デモ隊は首相府や警察局などの政府部門に突入することができず、民主記念塔に撤退しているということです。

 バンコクの保健省は2日、同日のデモで94人が負傷し、そのうち記者1人を含む3人が銃撃され、重傷だと発表しました。

 テレビ演説を行ったインラック首相は「辞職や国会の解散を含む、反政府デモ隊の合法的ないかなる要求を満たすことができる。しかし、デモ隊のリーダーらが要求しているのは『人民評議会』の設立で、国を管理する権力を人民へ移譲することだ。これは憲法の範囲内ではない」と述べました。また、タイのスラポン副首相兼外務相は2日、「反政府デモは、国の経済に損害を与え、同時に国のイメージにも影響を与えた」と述べました。

 タイ政府は対話による和解を頻繁に呼びかけていますが、反政府デモ隊はあきらめない姿勢を示しています。デモ隊の参加者は今月5日までに、「タクシン体制」を終わらせることができるとしています。(劉睿、山下)国際・交流へ

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