タイ財務省、今年のGDP伸び率予想を3%に引き下げ 反政府デモの影響で

[バンコク 3日 ロイター] - タイ財務省高官は3日、今年の同国国内総生産(GDP)伸び率について、反政府デモの影響で3%にとどまる可能性がある、との認識を示した。9月時点では、今年の成長率見通しを3.7%としていた。
ソムチャイ財政政策局長は記者団に対して「(今年のGDP伸び率が)これまでの予想の3.7%に達しないということを認めざるを得ない。政治情勢にもよるが、3%になる可能性がある」と述べた。
タイのGDP伸び率は第3・四半期は前期比1.3%となり、3四半期ぶりにプラス成長に転換した。ただ輸出が低調で、消費支出・投資も振るわなかったことから、予想の1.7%には届かなかった。

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