タイの首都・バンコクでは、夜通し反政府デモ行進に参加した人々が25日もデモを続けています。このため、一部の政府部門付近の交通はマヒ状態となっていますが、衝突には至っていません。インラック首相は「辞任あるいは国会解散はしない」とし、国内治安維持法のエリアを拡大することを発表しました。
24日の夜、数十万人がステープ元下院議員の呼びかけで反政府デモを夜通し続けました。ステープ元下院議員は「タイで本当の民主を実現させるため、インラック政権と国会を解散しなければならない」と述べました。25日、デモ隊が財務省、内務省、警察総署、テレビ局などの各地を占拠したため、インラック首相は第5テレビ局での番組収録をキャンセルし、内閣会議を開きました。一部の政府部門はデモ行進のため正常な業務ができなくなっています。デモ隊の一部は、財務省予算局に入り、ビルを占拠し、給電システムを切断しました。
インラック首相は「財務省予算局を占拠する行為は間違っている。デモ参加者は、この前約束した政府部門を占拠しないという内容に背いた。このことは国にダメージを与え、双方の信頼関係に影響する。反対派がデモを停止し、国会内部で問題を解決することを願っている。政府は平和的手段で正常な秩序を回復する方針だ」と強調しました。(Yin、吉野)国際・交流へ
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