2013.11.14 17:55
キリンビールは14日、タイで瓶ビール「一番搾り」の本格販売に入ったと発表した。330ミリリットル、640ミリリットルの2種類をフィリピン企業のタイ工場で生産し、「キリン イチバン」のブランド名で主に飲食店向けに出荷。飲食店での想定小売価格は小瓶100~120バーツ(316~379円)と普及品より5割ほど高いが、現地の日本食ブームを追い風にプレミアムビールとしての定着を目指す。
同国では、アサヒビールが平成14年から「スーパードライ」の現地生産品を販売し、サッポロビールもベトナム産「サッポロプレミアム」を展開。一方、サントリー酒類は高価格帯に絞り、日本製「プレミアムモルツ」を韓国、台湾など4カ国・地域に輸出している。
一番搾りの現地生産は中国、英国、米国、ドイツ、ロシアに続き6カ国目。