【11月4日 AFP】タイのリゾート地パタヤ(Pattaya)沖で3日、観光客で満員のフェリーが沈没し、外国人3人を含む6人が死亡、15人が重傷を負った。

 フェリーは2層式で、日帰り観光地として人気のあるパタヤ近くのラン島(Koh Larn)付近沖合で沈没した。

 パタヤ警察署長によると、これまでにフェリー乗客6人の死亡が確認された。死亡者はタイ人3人、中国人1人と国籍が判明していない外国人2人だという。また警察は沈没した船内に乗客が取り残されているとの報道を否定し、海に投げ出された約150人の乗客らは全員救助されたと付け加えた。

 警察では事故原因を調査中としているが、現地メディアは、定員を超える乗客を乗せていたフェリーでエンジン故障が発生したため乗客が走り出して船の一方に集中し、船が傾いたことが沈没の原因とみられると伝えている。

 またロシア通信(RIA Novosti)は、駐バンコク露大使館員の話として、少なくとも乗客の半数はロシア人観光客だったと報じた。(c)AFP