再送-米国株式市場=反発、堅調な米ISM製造業景気指数受け
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(画面に正しく表示されなかたため再送しました) [ニューヨーク 1日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 15615.55(+69.80) 前営業日終値 15545.75(‐73.01) ナスダック総合 終値 3922.04(+2.33) 前営業日終値 3919.71(‐10.91) S&P総合500種 終値 1761.64(+5.10) 前営業日終値 1756.54(‐6.77) 1日の米国株式市場は、10月の米ISM製造業景気指数が2年半ぶりの高水準とな ったことを受け、反発して終了した。 ダウ工業株30種 終値は69.80ドル(0.45%)高の1万5615.5 5ドル。 ナスダック総合指数 は2.33ポイント(0.06%)高の3922.04 。 S&P総合500種 は5.10ポイント(0.29%)高の1761.64で 取引を終えた。 週足ではダウが0.3%高、S&Pが0.1%高、ナスダックが0.5%安となっ た。 米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景気指数は2011年4月以来 の高水準となる56.4に上昇。景気を見極める上での分岐点となる50を5カ月連続で 上回った。このほか、中国国家統計局とHSBCが発表した10月の製造業PMIもとも に上昇するなど、製造業部門が世界的に堅調に推移していることが示された。 こうしたなか、米連邦準備理事会(FRB)が予想より早い時期に緩和縮小に着手す るとの観測が高まっている。ジャニー・モンゴメリ・スコットの首席投資ストラテジスト 、マーク・ルシーニ氏は、一連の経済指標で「経済はそれほど弱くない可能性が示された 」としている。 航空機大手ボーイング は1.9%高。前日に主力小型機「737」の月間生産 ペースを2017年までに現在の38機から47機に引き上げると発表したことが好感さ れた。 ナスダック市場上場の太陽光発電モジュール製造大手ファースト・ソーラー は17.6%と急騰。前日発表した第3・四半期決算が予想を上回り、通年の業績見通し を上方修正したことで買われた。 一方、シェブロン は1.6%安。前日発表した第3・四半期決算が予想に届 かなかったことが嫌気された。 保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) は6.5% 安。前日発表の第3・四半期決算は予想を若干上回ったものの、個人向け保険部門が予想 に届かなかったことで売りが出た。 これまでにS&P500種指数採用銘柄のうち約74%が四半期決算を発表している が、内容は強弱混交となっている。 騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所が7対8、ナスダック市場が2対3 だ った。
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