写真1●参加者が視察するマスダール・シティの10MWのメガソーラー(出所:国際再生可能エネルギー機関)
写真1●参加者が視察するマスダール・シティの10MWのメガソーラー(出所:国際再生可能エネルギー機関)
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写真2●新興国や開発途上国27カ国から38人が研修(出所:国際再生可能エネルギー機関)
写真2●新興国や開発途上国27カ国から38人が研修(出所:国際再生可能エネルギー機関)
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 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに本拠を置く国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency:IRENA)は、日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同事業として、新興国や開発途上国におけるメガソーラー(大規模太陽光発電所)などの再生可能エネルギー事業の専門家の育成プログラムを始めた。今後、メガソーラーなどの市場の拡大が期待される新興国や開発途上国の開拓に向けて、必要な人材をいち早く育てることで、市場の拡大を加速させる狙いがある。

 今回の育成事業は、UAEのマスダール・シティにおける、最大出力10MWのメガソーラーの視察(写真1)や開発計画の講義、東京や大阪における、プロジェクトの企画や事業性の評価、メガソーラーの設計・調達・建設(EPC)、運用・保守(O&M)といった分野別の研修などで構成され、9月25日~10月11日の期間で実施される。

 参加者は38人で、その出身国はインド、タイ、フィリピン、インドネシア、バングラデシュ、モンゴル、サウジアラビア、ヨルダン、イラク、イエメン、UAE、ケニア、モロッコ、ジブチ、ガンビア、ニジェール、セネガル、スーダン、チュニジア、シエラレオネ、スワジランド、エジプト、トーゴ、ウルグアイ、ニカラグア、フィジー、サモアの27カ国(写真2)。