タイ国営石油PTT、向こう5年の設備投資は82億ドル=CEO

[バンコク 25日 ロイター] - 国営タイ石油会社(PTT)のテーウィン最高経営責任者(CEO)は25日、向こう5年間に2970億バーツ(約82億ドル)の設備投資を行う計画を明らかにした。
主に天然ガスパイプラインなどのインフラ整備に資金を投入するという。
テーウィンCEOによると、取締役会が5カ年投資計画を承認。買収予算は盛り込まなかった。来年の投資額は508億バーツと、今年の約500億バーツと同水準を見込んだ。
CEOは「今後3年間は石油やガスの需要の伸びが続く。供給は原油安を背景に減少する見通しだが、2017年までは供給過剰が予想される」と述べた。
来年は国内エネルギー需要が2%増加するほか、国内総生産(GDP)が15年の2.8─3.0%増から3.7%増に拡大するとの見通しも示した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab