横浜ゴム、タイでトラック・バス用タイヤの生産能力を増強　80億円を投資

　横浜ゴムは17日、タイのタイヤ生産販売会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイ（YTMT）においてトラック・バス用タイヤの生産能力を増強するため、今年7月から第2次拡張工事を開始すると発表した。

　第1工場に隣接した取得済みの土地に建屋面積2.6ヘクタールの第2工場の増築を行う。総投資額は80億円を計画している。これにより、現在の年間生産能力を35万本から70万本へ引き上げる。拡張分の生産開始は2015年4月、フル生産は同年12月を予定している。

　YTMTは2004年1月にラヨーン県に設立され、2005年4月からトラック・バス用スチールラジアルタイヤの生産を開始し、市販用として主に北米や欧州に輸出している。横浜ゴムは世界各地でトラック・バス用タイヤの販売を伸ばす計画をしており、迅速に増販対応するべく今回拡張を決定した。