日本人の主食、お米。
腹もちがよく、和食にはもちろん、洋食にも中華にも合うのが魅力のひとつです。しかし、実はいつも食べているごはんは甘みが強くもっちりとしていて、カレーやチャーハンなどソースや調味料でしっかりと味付けする料理、パラパラした食感を楽しむお米料理には合わないそうです。
料理によって使い分けるのがおいしいごはんを食べるコツ。そこで、「食感」と「味」に注目したおすすめのお米を3種類、食メディア「FOODIE」より紹介します。
チャーハンやカレーに「寿司米」
名前の通り、もともとはお寿司用として業務用に開発されたお米です。お寿司はお米の粒感も重要で、米の粘り気が多いと水っぽい食感に。そんなお寿司に合う水分少な目の『寿司米』は、あっさりした味わい。
「FOODIE」より引用
お寿司用につくられたお米は、チャーハンやカレーなどの甘みが強すぎないパラパラとした食感が合う料理にぴったりです。
いつもは余りのお米で作っていたチャーハン。通常のもっちりとしたお米では、米粒同士がくっついてべったりとしてしまいます。このお寿司用のお米で作ってみると、粒同士が離れてパラパラとして、中華料理店で食べているチャーハンの味に近い仕上がりに。
リゾットやパエリアに「カルナローリ」
イタリアのメジャーなお米、『カルナローリ』を国内で栽培しています。見ての通り、お米の形はやや縦長。生米のまま炒めるリゾットやパエリアなどに使うと、『芯』を残した本格的な食感になります。
「FOODIE」より引用
友人が遊びに来るから、ちょっと気合いを入れておいしいごはん料理を。そんなときに食べたい、イタリアンのパエリアやリゾットに便利なのが、国産の「RISO CARNAROLI(リソ カルナローリ)」です。こちらは、1袋が1人前なので、人数分購入して余らせずに食べきれます。数個買っておいて、新鮮な魚介類やサフランを追加すれば、おもてなしのごちそうが作れそう。
スパイシーなタイ料理やベトナム料理に「タイのエスニック米」
ジャスミンライスは独特の香りと、パラパラした食感が特徴。サラッとしたタイカレーのソースともしっかり絡み、スパイスとの相性も抜群です。無洗米で、炊き方は日本のお米と同様なので、気軽に扱えます。
「FOODIE」より引用
タイ料理のガパオライスや、シンガポール料理の蒸し鶏で作ったハイナンチキンライスなど、東南アジアで食べられているエスニック料理にはジャスミンライスが欠かせません。
お店でしか食べられないイメージのジャスミンライスですが、自宅でも手軽に炊けるんですね。細長い見た目にかぐわしいジャスミンの香りが漂います。忙しいときはタイ風おかずやお米の調理をしなくても、市販のタイカレーをジャスミンライスにかけてもOKです。
いつも一種類のお米しか食べていない私。種類によってこんなに食感や香りに違いがあるんだな、と改めて感心してしまいました。料理をするときは、主食ではなくおかずに注目しがちです。でも、お米を食べなれておいしさがわかっているからこそ、お米自体に変化を持たせて新しい料理を楽しんでみたいと思いました。
記事で紹介しているお米は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションで取扱いがあります。
[FOODIE]
image via Shutterstock
文/高山江梨
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