日越防衛相、海自艦船の寄港で合意 南シナ海要衝カムラン湾

日越防衛相、海自艦船の寄港で合意 南シナ海要衝カムラン湾
 11月6日、中谷元防衛相とベトナムのタイン国防相はハノイで会談し、南シナ海の要衝であるカムラン湾の海軍基地に海上自衛隊の艦船を寄港させることで合意した。写真は中谷元防衛相で、10月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 6日 ロイター] - 中谷元防衛相とベトナムのタイン国防相は6日、ハノイで会談し、南シナ海の要衝であるカムラン湾の海軍基地に海上自衛隊の艦船を寄港させることで合意した。中国が人工島建設で海洋進出を進める中、日本とベトナムは防衛協力を強化する。
カムラン湾は中国がベトナムなどと領有権を争う海域に近く、ベトナムは抑止力として外国艦船を受け入れる新たな港湾を建設中。完成後、日本は海自の艦船を寄港させる計画で、南シナ海での存在感を高める。
会談で両防衛相は、航行の自由の重要性を訴えていくことで一致。海自とベトナム海軍が初めて海上訓練を行うことや、両国が防衛装備の輸出や共同開発に向けた協議を始めることを決めた。

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