再送:UPDATE3: 米国株式市場=反発、堅調な米指標受けダウ最高値更新

*表組みを整えて再送します。
                   (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
       終値       14559.65(+111.90)
       前営業日終値       14447.75(‐ 64.28)

ナスダック総合<.IXIC>
       終値       3252.48(+17.18)
       前営業日終値       3235.30(‐ 9.70)

S&P総合500種<.SPX>
       終値       1563.77(+12.08)
       前営業日終値       1551.69(‐ 5.20)
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 [ニューヨーク 26日 ロイター] 26日の米国株式市場は反発。耐久財受注や住
宅価格などの米経済指標が堅調だったことを背景に、ダウは上昇幅が100ドルを超え、
終値ベースの最高値を更新。S&P総合500種も過去最高値まで目前に迫った。

 ダウ工業株30種<.DJI>は111.90ドル(0.77%)高の1万4559.65ド
ル。
 ナスダック総合指数<.IXIC>は17.18ポイント(0.53%)高の3252.48。
 S&P総合500種<.SPX>は12.08ポイント(0.78%)高の1563.77。
 
 S&P総合500種は2007年10月9日につけた終値ベースの過去最高値
1565.15を前日に続いて試したが、この日も突破することはできなかった。
 同指数は年初からほぼ10%上昇しており、投資家は利益確定の売りに動く材料を模索
している可能性がある。
 
 この日発表された米指標は、1月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数で主要20都
市圏の住宅価格動向を示す指数の前年比の伸びが2006年6月以来の大きさとなったほ
か、2月の耐久財新規受注も堅調に増加した。
 一方、2月の新築1戸建て住宅販売が予想以上に減少し、3月の米CB消費者信頼感指
数は低下した。
 まだら模様の住宅関連指標を受けて建設株もまちまちとなった。レナーは4%
高。ホブナニアンは3.1%下落した。
 ネットフリックスが5.4%上昇した。パシフィック・クレストが、海外契約
者数の伸びが見込めるとして目標株価を160ドルから225ドルに引き上げた。
 
 農業関連大手モンサントが4.4%が上昇した。モンサントと化学大手デュポ
ンは、遺伝子組み換え技術のライセンス契約をめぐる訴訟合戦で和解が成立したこ
とを明らかにした。合意の一環として、デュポンはモンサントに少なくとも
17億5000万ドルのライセンス使用料を支払うことを受け入れた。デュポンは0.3
%下落した。
 
 キプロスの支援合意が成立したものの、投資家の間では、同国支援の条件となった銀行
預金課税が今後のユーロ圏の対応のひな形になるのではないかとの懸念が消えていない。
 ランドコルト・キャピタルのマネジングパートナー、トッド・ショーエンバーガー氏は、
銀行の取り付け騒ぎが起こるようなことがあれば米株価は下落する可能性があるとし、
そうなれば利食いの好機になる可能性があるとの見方を示した。

 ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約
51億株と、昨年の1日平均の約64億5000万株を下回った。
 騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所が約7対3。ナスダックは7対5となった。

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