タイ首相は輸出企業に対するバーツ高の影響を懸念=財務相
ロイター編集
[バンコク 30日 ロイター] タイのキティラット副首相兼財務相は30日、バーツ高が輸出企業に与える悪影響をインラック首相が懸念しており、首相は資本移動に対処する手段の検討を望んでいると述べた。
財務相は記者団に、首相からこの問題に関し、タイ中央銀行、中銀金融政策委員会およびエコノミストと協議するよう指示を受けたと語った。
ただ同時に「タイは開かれた国であるため、資本規制は行わない。課税も行わず、通常の金融手段を使う」とも述べた。
30日のバーツの対ドル相場は1ドル=約29.76バーツと、17カ月ぶり高値水準近辺で取引されている。年初来の上昇率は2.8%。
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