タイ中銀、2013年成長率予想を4.9％に上方修正

［バンコク　１８日　ロイター］　タイ中央銀行は１８日、最新の経済見通しを発表し、２０１３年の成長率予想を従来の４．７％から４．９％に引き上げた。一方インフレ予想は据え置いたことから、当面は緩和的な金融政策を維持する可能性が高い。

中銀は２０１２年の成長率についても、５．８％から５．９％に引き上げた。

２０１３年のインフレ予想は１０月予想の２．８％に据え置いた。コアインフレ予想も１．７％に据え置いた。

２０１３年の輸出の伸びについても９．０％に据え置いた。

ＯＣＢＣ銀行（シンガポール）のエコノミスト、Gundy Cahyadi氏は、タイ経済は短期的にそこそこ良い成長が期待できる状態にある、と指摘。とりわけ、２０１３年下半期の輸出の伸びが堅調になればかなり強い成長が見込める、との見方を示した。